美容クリニックコラム

冬になると痒み倍増 アトピー性皮膚炎が悪化する理由と対策

冬になると痒み倍増!? アトピー性皮膚炎が悪化する理由と対策法

強い痒みや痛みが伴うアトピー性皮膚炎ですが、とくに冬になると症状が悪化すると感じる方が多いようです。
掻いてはいけないとわかってはいても、つい痒みに耐え切れず掻きむしってしまい、気が付いたときには肌がボロボロに……。ひどいときには、寝ている間も無意識のうちに肌を掻きむしるということも。
夏や秋シーズンは症状が落ち着いていたのに対し、冬になった途端にアトピー性皮膚炎特有の乾燥や痒みが再発したという方もいます。
一体なぜ、冬になるとアトピー肌が悪化してしまうのでしょうか。
今回は、冬に潜むアトピー性皮膚炎を悪化させる原因と、その対策方法をご紹介します。

冬にアトピー性皮膚炎が悪化する原因とは?

痒みや痛み以外にも、見た目への影響が大きいアトピー性皮膚炎。
首周りや肘の内側などにできることが多いため、人目につきやすいという特徴があります。
とくに冬はアトピー性皮膚炎が悪化しやすい季節ですが、これは湿度が低く空気が乾燥していることが原因だと言われています。
夏などは湿度が高いため肌の水分が蒸発しにくくなっていますが、冬は空気が乾燥しているため肌の水分がどんどんと奪われてしまうのです。
肌が乾燥すると、肌を守るために重要なバリア機能が低下します。バリア機能が低下すると、ちょっとした刺激さえも肌の負担となるため、アトピー性皮膚炎が悪化しやすくなるのです。

冬のアトピー性皮膚炎の悪化を防ぐ方法とは?

アトピー性皮膚炎の悪化を防ぐためには、痒みなどの症状が出る前に対策を取ることが大切です。これからやってくる本格的な冬シーズンに向けて、アトピー性皮膚炎の悪化を防ぐための方法をチェックしましょう。

・加湿器を使って室内の乾燥を防ぐ
冬は湿度が低いことはもちろん、室内で暖房を使うとさらに空気が乾燥していきます。
カラッとした空気は肌の水分を奪っていくため、アトピー性皮膚炎の大敵です。
乾燥を防ぐためにも、室内にいるときには加湿器をつけて湿度を上げることが大切です。
とはいえ、あまりに湿度を上げすぎるとカビが発生することがあるため、50~60%程度を目安にしましょう。

・水分を与える保水ケアを行う
アトピー性皮膚炎の乾燥対策といえば、保湿ケアを思い浮かべる方が多いと思いますが、保湿の前に保水ケアを行うと、より乾燥肌対策ができます。
保湿成分が配合されたローションなどをアトピー性皮膚炎の乾燥部分になじませ、手のひらでしっかりとおさえます。これを数回繰り返し、しっかりと水分を与えましょう。
ローションをなじませるときには、こすったり叩いたりしないことが重要です。

・保湿ケアでうるおいを閉じ込める
保水ケアによって水分を与えたあとは、保湿ケアで肌のうるおいを閉じ込めます。
保湿成分が配合されたクリームなどを塗り、しっとりと仕上げましょう。
また、お風呂上がりのタイミングはとくに肌の乾燥が進みやすいため、一連の保湿ケアをバスルームの中で行うのもおすすめです。
時間をかけて保湿ケアをしているとその間も肌の乾燥が進みますが、バスルームの中は湿度が高いため、肌の乾燥を防ぐことができます。

冬になると痒み倍増!? アトピー性皮膚炎が悪化する理由と対策法

つらいアトピー性皮膚炎を改善させるためには、日々のスキンケアが欠かせませんが、それでもなかなか効果が見えないこともあるでしょう。
そこでおすすめしたいのが「臍帯血幹細胞培養液治療」です。たくさんの種類の再生因子が含まれていて、肌のうるおいに欠かせないコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの生成を促す効果が期待できます。
バリア機能が低下したアトピー肌を改善したいという方にこそ、最適な治療といえます。
つらい症状にお悩みの方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。

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