最近新しいタイプのヒアルロン酸が入りました。ヒアルロン酸の中に8種類のアミノ酸と、ビタミン、抗酸化剤、局所麻酔剤が入っています。従来のヒアルロン酸のようにも使えますが皮膚に張りを出すという意味ではこちらの方が優れているかも。
いまはヒアルロン酸の注入も無痛針といって痛くない針を使って行っています。本当にほとんど痛くないです。
昨日、業者さんが面白いものを持ってきました。注射の話ばかりで申し訳ありませんが、植物製剤で作ったボトックス類似の作用をもつものです。今までボトックスを使って何となく不自然な感じがした方もこれなら作用がマイルドでよいのではないでしょうか。ボトックスほど強い作用は出ないと思いますが、それが日本人には合っているかも。試しに自分で打ってみます。

他院で鼻のプロテーゼを入れていた患者さんの鼻先が上を向いてきてしまいました。Ｌ型のプロテーゼを入れているとこのようなことが起こります。プロテーゼをＩ型に入れ替えるとともに、鼻先を元に戻すように耳から軟骨を採って鼻先に移植しました。移植した軟骨が移動しないように固定しておくのですが、今日その固定を外しました。鼻先の形がとてもきれいに出ていました。鏡を見て患者さんも喜んでいました。よかった、よかった。
しかしいつもそうですが、手術の患者さんは術後最初に見るときは何となくドキドキするものです。修行が足りないのでしょうか？

毎日TPPの話で大変だ。交渉に参加したほうがよい、いや日本がだめになってしまう、と。本当はどちらがいいんだろう。交渉に参加しても途中で不利になるなら抜ければよいという人もいる。でもそんなことしたら日米同盟が大変なことになるという人もいる。何が本当なのだろう。参加した場合としなかった場合を両方経験するということができない以上、どちらかに決めるしかない。農業も医療も金融も皆大変なことになるのだろうか。それとも貿易が盛んになって経済が活性化するのだろうか。今の日本は明らかに落ち目だ。自動車産業が軒並み赤字か減収だ。家電メーカーも皆赤字だ。日本の産業が危機状態だ。そして何よりも人口の減少だ。一体どうしてこんなことになっているんだろう。TPPに参加しないと落ちていくばかりなのか。この前新聞にこんなことが書いてあった。沖縄の離島の産業ははほとんどが農業だ。農業が壊滅したら、人が住まなくなる離島が出てくる。そうすると何年かのちに中国が離島を自分のものだと言い出すだろうと。TPPに参加してもしなくても日本の将来は非常に厳しいように思える。